3社合併により設立された化学品メーカーのリブランデイングを総合プロデュース

半導体、光学製品など主生産品が異なる化学メーカー3社(韓国)の合併により設立されたDONGWOO FINE-CHEM.CO.LTD(以下東友FC)の企業ブランド再構築における総合プロデュースを行いました。

数年間、毎月コンサルテーションを行いながら、まず戦略策定、コンセプトを再設定しました。デザイン領域においてはロゴマーク、全てのアプリケーションの作成、社内外コミュニケーションにおいては、社員ヒアリング、ロイヤリテイ向上・社員コミュニケーションのためのプログラムづくり、社外に対しては新プランドによる様々な訴求だけでなく、CSR活動を活発化させ企業レピュテーション向上、社員の誇りやモチベーション向上を実現しました。また、CSRの一環として日本における日韓交流イベントも実施しました。

3社合併により設立されたDONGWOO FINE-CHEM.CO.LTD
全体戦略

3社合併に伴い、新たな企業ブランド構築により、元3社の各社員意識の一体化やロイヤリテイ向上の必要性、広く社外に訴求するための戦略を策定した。数年間毎月韓国ソウル本社でコンサルテーションを実施し、現場意見もふまえながらデザイン、社内外コミュニケーション、CSRを実施し、検証しながらPDCAを構築し新企業の価値を高めた。

デザイン戦略と新デザイン

3社合併・新企業スタートに際し、社員意識の一体化、社外への統一的効果的訴求のため、また一層の発展の好機会と捉え、新デザイン戦略を策定した。

(1)コンセプト策定、将来に向けた方針作成と共有

(2)上記の可視化としてまずメインデザインを、日本で活躍するデザイナーを起用し策定した。デザインにあたっては、これまでの業績継承、社員の気持ちもふまえ発展の基礎となるように留意した。

(3)社内の現状アプリケーション、イクサン、ピョンタックの各工場施策等を実施、現状把握したうえで、必要な要素を洗い出し、工場の各種サイニング、本社、各事務所等で必要な全てのアプリケーションとマニュアルを作成した。

合併による新たな企業のロゴマークをデザイン

角ロゴ 長ロゴ
コミュニケーション戦略策定と実施

(1)東友FCのコミュニケーション活動と社会貢献活動の現状分析を行い(東友FCの現状の分析 – コミュニケーション課題の抽出)、経営課題の中でもコミュニケーション活動によって解決支援できる課題を定義した(東友FCのコミュニケーション課題の整理)

(2)コミュニケーションターゲットとメッセージゴールを策定した。

(3)東友FCのコミュニケーション戦略や活動目標をどう考えていくべきかを検討し(コミュニケーション戦略・活動の目標設定)、今後のコミュニケーション活動の方針を立案した(今後のコミュニケーション活動の方針)。

(4)合併後の具体的なコミュニケーション目標とテーマ、内容、スケジュールを策定した(計画と検証の仕組みの構築)。

上記をもとに、以下の社内外への具体的コミュニケーションを企画・プロデュースした。

【社内コミュニケーション】

(1)社員の新会社への意識共有、コミュニケーション向上を図るため、まず本社および 工場の社員ヒアリングを実施し、現状を把握した。

(2)上記をふまえ、社内コミュニケーション計画を策定した。

(3)計画においては、優先事項を洗い出し必要なルール改訂につなげ、またコミュニケーション機会の創出も行った。

【社外コミュニケーション】

(1)社員意識調査もふまえ、

(1)戦略策定

企業価値向上のための合併をさらに有効なものとするため、社外に対するコミュニケーション計画を策定した。

(2)各種ツール制作

計画を有効に実施するためにも、必要な各種ツール企画・制作を実施した(パンフレット、動画等)。

(3)各種展示会

国内外、特に海外に対しての有効な訴求手段として、韓国内、中国、日本で実施される化学系の各種展示会に出展。各プロデュースを実施した(例 SEMICON KOREA、SEMICON CHINA、SEMICON JPANA -親会社展示会出展への参加- IMID等)。

国内外各種展示会をプロデュース

国内外各種展示会をプロデュース
CSR戦略と実施

上記コミュニケーション戦略をふまえ、新会社の継続的社会への貢献、企業価値向上のため、CSR戦略とそれに基づく具体的企画した。

(1)東友FCで行われていた社会貢献活動とコミュニケーション活動を分析し、経営課題・コミュニケーション課題に対して充分な活動といえるか検討した(実施内容策定と今後の活動方針)。

(2)日本企業における社会貢献活動とコミュニケーション活動の考え方や事例を分析し、どういう考え方でどのような社会貢献活動を行い、それをコミュニケーション活動などにどう活かしているかを調査・分析した(日本企業の社会貢献活動及びそのコミュニケーション活動の事例)。

(3)毎年継続的に実施する活動や仕組みを作り、社会への貢献、新会社の認知度向上とともに、社員の誇りや会社へのロイヤリテイ向上に資する結果となった。

基金創設と社員参加による苦学生支援、地方の福祉施設訪問、スポーツ大会、地方の図書館支援(NGO等と協同)等。

(4)日韓交流イベントを支援

韓国文化院主催の日韓文化交流イベント(チマチョゴリ展)も複数回総合プロデュースした(於 神奈川県横浜市赤レンガ倉庫)。なお一部は帝国ホテルで再展示し日韓関係者に披露された。服飾とその歴史を美しいチマチョゴリ展示で表現し、韓国文化への認知や関心を高めた。

CSR活動 日韓文化交流イベントを支援 総合プロデュース(韓国文化院主催)

CSR活動 日韓文化交流イベントを支援 総合プロデュース(韓国文化院主催)