山陰道沿線地域における地域活性化支援、
統一コンセプト策定山陰自動車道沿線地域では、いよいよ2021年度から地域の統一コンセプトを活用して、地域活性化協議会を通じて各地域が連携したプロモーション活動が開始されます。
弊社ではこれまで3年間にわたり、市場側の視点と地域の意向を両輪としてとらえ、計画立案、市場調査、各種ヒアリング調査、地域活性化協議会の運営支援、統一コンセプト案の提案および取りまとめなどを、客観的視点と当該地域への熱意をもって実施してきました。
2020年度には連携を実現するため、地域参画と協働により地域統一コンセプトを提案・策定し、これを活用した連携プロモーション活動をスタートするまでの業務を遂行しました。

実施内容
山陰道沿線地域における観光振興、地域活性化を推進するために、山陰自動車道の整備が進み区間ごとに順次供用開始されていくタイミングを好機ととらえた沿線地域全体の連携の必要性と地域参画による活性化を提案し、継続的に取り組んだ。
全体計画
山陰道沿線地域の活性化を目的とし、全体計画を立案。市場の意向把握のための調査、現地の取り組みの現状と課題把握調査、具体的参考として他地域成功事例調査を継続実施項目とし、さらにそれらの結果を毎年、主に地域活性化協議会を媒介とし地域と情報共有した上で、連携を実現させるため、沿線地域参画による統一コンセプト策定を提案。さらに確定した統一コンセプトを活用するプロモーション計画を立案した。
市場調査【企画・実施・分析・報告】
地域活性化には、市場の認識や意向を把握し取組に導入することが不可欠。そのため、市場側の当該地域に対する認識や意向やイメージ、さらにその変化を客観的定量的に把握するため市場調査を実施した。
地域内取組調査【企画・実施・分析・報告】
地域の取り組みの推進には、地域内における地域活性化の取り組みにおける現状、課題、変化などの把握が必要であり、連携のためにはその共有が有効。そのため地域の協力を得て、ヒアリング調査し各地域の取り組みの現状把握とともに、その課題について分析した。
他地域事例の調査【企画・実施・分析・報告】
地域が課題をふまえ、具体的により効果的に取り組むためには、他地域の成功事例がヒントや気づきとして参考になり有効。そのため、他地域における成功事例について、当該地域の課題の解決や目的に参考となり得る事例を選定し、取り組み内容、事業収益性、継続性を確保する仕組み、連携の取り組みなどについてヒアリング調査を実施し、成功要因などを分析した。
活性化協議会の運営支援【提案・資料作成・プレゼンテーション】
島根県、山口県、および出雲市~長門市の山陰道沿線各自治体が参画する活性化協議会の運営支援を実施した。各種調査結果などを基に資料作成・説明を行い、情報共有および各種提案を実施した。
統一コンセプト策定および活用企画【企画、策定】
山陰道沿線地域の連携を促進し、市場から自治体単体地域ではなく沿線地域全体を一つの広域エリアとして認識してもらうことが、交流人口増加や来訪、周遊、観光ビジネスに効果的と考えた。そのため沿線地域全体の統一イメージを訴求する統一コンセプト策定を提案した。また統一コンセプトは活用され、活性化に資することが必要なため、地域の協力と参画を得て検討を繰り返すプロセスの必要性も提案した。
市場調査の分析結果、各地域からの案も取りまとめ、活性化協議会に統一コンセプト案の提案を行い、検討の結果策定された。
統一コンセプトを活用した効果的な情報発信の企画立案
統一コンセプトは沿線地域が継続的に活用していくことが重要であるため、具体的なプロモーション企画を立案した。
統一コンセプトをもとに作成されたデザイン
(ロゴマーク)

